大衆化

「高嶺の花を普通の人々の手へ」〜『ヤバい経済学』より〜
例が古いが・・・、1939年デュポン社がストッキングの素材をシルクからナイロンに変更してストッキングの大衆化に成功、業界がごっそりと変わった。「ナイロン素材の発明」というtechnology-orientedだが、業界変革の発想として「大衆化」は王道。参考に。
あっ、この本『ヤバい経済学』の中では「シルク→ナイロン」と「コカイン→クラックコカイン」が"大衆化"という経済学上(マーケティング上?)のキーワードで見ると同類という事etcが書いてあります。全体的な内容は、実しやかに唱えられている様々な通説に対して、統計学も踏まえた経済学上の見地から異を唱えています。たまには毛色の違うこういう本も中々よろし。

#追記:「インセンティブは現代の日常の礎である。・・・インセンティブを理解することが・・・どんな問題もほとんど解決できる鍵になる」。要するに人が動く動機が何かを理解することが大事ということ。
#更に追記:「動機」は経済的なものだけとは限らず。