NIKONカスタマーサービスの対応はイイ。

いやまあ、BtoCじゃ当たり前なのかもしれませんが。
NIKONのデジカメ(D80というヤツ)を昨年末に購入し、使っているのだが、電池をFULLにしても数回使うと電池がなくなる警告が出て使えなくなり、暫く放っておくとまた使える、という不調が出ていました。
カスタマーサービスに確認した所「恐らくバッテリ−が原因ではないか」とのことで、「すぐに新しいバッテリー(充電済み)を送るのでそれで試してみて欲しい」と。
そして次の日にはポストに新しいバッテリーが到着、無事問題解決、との流れ。
相談してから解決までわずか二日。
一番驚いたのは、電話したときにこっちが本当にNIKONユーザーかどうか確かめもしなかったこと。
保険などの場合には、こちらの電話の主旨を確認することも無く、まずは本人確認と証して、名前、生年月日、住所、電話番号を伝えることから始まる。
もちろん保険と比べるのはアレなのですが、雲泥の差です。
ちなみにこの電池の希望小売価格は8,000円。勝手に原価を1,200円程と想定すると、掛かったコストは配送料込みで2,000円(販売していたら得られたであろう利益はややこしいので無視)。
NIKONのwebに掲載されているFACT BOOK 2007 事業別産業動向(2007/07)によると、2006年度NIKONの一眼レフの販売量は210万台、このうちどれだけ同じ症状が出ているか分かりませんが、0.1%で出ているとすると2,100台、つまり1年に出荷した分だけみても420万円ほど掛かると想定されます(あくまでも単なる想定ですが)。
企業全体でみれば鼻くそな数字ですが、無条件で渡す金額としては決して小さくない数字。
ましてや数円単位でコストダウンをしているメーカーの立場からすると尚更。
ちょっと話が逸れましたが、そんな金額を省みることも無く素早い対応をしてくれたNIKON、私は単純なので、こんなちょっとしたことでもファンになってしまいました。